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2017年7月4日(火)は台風3号襲来による豪雨で、JRは運行休止:宿直明けの午後、智頭駅に停車していたSはくとが運行を再開するとの情報を得て、願い出たら、乗車を許可された。用瀬駅までは時速20kmの緩速での走行で、所要30分。

用瀬駅に停車した後、発車する気配がないのは、単線ならばのことで、反対列車の待ち合わせでした。

反対列車は、鳥取駅を発って・・・ やらやっと来ました。特急スーパーいなば号です。​ 16::39

特急スーパーいなば号は、用瀬駅に停車せずに通過しました。 16::39

16:40 信号が青色に変わりました。運転士は指差し確認

16:40 結局、用瀬駅には14分間の停車でした。 

旧国鉄時代に、一般道との踏切がない、高架線路は出来たが、赤字を理由に、線路が敷設されないまま廃線の懸念!

智頭急行線が営業開始をして間もなくに阪神淡路大震災 : 緊急避難的にスーパーはくと号の車両が支援に使われた。

鳥取と京阪神を結ぶ優等性の黒字特急として高評価を得ているスーパーはくと号 そして、まさかマサカで、

鳥取と岡山の間も智頭急行線を用いて、特急スーパーいなば号が走り、定着するとは・・・ これ以前は、

鳥取と岡山間は、急行砂丘号が因美線~物見峠(物見トンネル)~津山線を走っていました。

物見峠界隈ではエンジン音高く、鈍足行・・・。 そして、因美線は、元来、特急車両対応の路線ではないためか、

短い線路間で、ガタコトと上下振動が常時あり、かつ、ポイント走行時も横揺れが強い。オマケに単線の悲哀で、再三再四、反対列車の待ち合わせ ~ 反対列車の遅れによる余分な停車時間や、乗り継ぎ列車に間に合わないことも再々・・・

​山陰線然りです。(:恥ずかしくて“山陰本線”とは書けない!)

16:41 用瀬駅を鳥取に向かうと直ぐに“用瀬渓谷”と称する硬い岩が露出した地帯を通過します。

豪雨後、水量が増している千代川の“用瀬渓谷”を記念に撮りました。

​手前は国道53号線です。

16:41 用瀬駅を通過後は、速度を上げて走行するスーパーはくと号です。樹木がブレて撮れています。

​手前は国道53号線

16:41 鷹狩駅​を通過します。

山陰地方でも、新幹線誘致の話題が出ることがあります。が、その前に、“実現可能な“おもてなし”は、因美線の路線整備・強化だと確信しています。特急スーパーはくと号は京阪神から鳥取に向かう際、ロングレール複線の山陽線を走り、全線高架で踏切のない智頭急行線を高速走行します。智頭駅に到着した後、乗り心地が一変・激変し、劣化します。かつ、懸命に速度を上げようとしますが、一層、ガタゴト・・・で、振り子車両の“特性”が加味して、横揺れも体感します。読書・PC操作は困難!目が疲れます。よって、閉眼し、仕事などのシミュレーションをするか、仮眠をする程度に留まります。情けない限りです。

仮に、山陰地方に新幹線が走ると想定すると、人口希少地域なので、本数が減ります。

専用線を設け、電化するコストは、山陰地方の経済力からして、論外です。と、同時に、現在、スーパーはくと号、スーパーいなば号が陰陽を結んで、実績を上げていますが、皆無にはならないでしょう。何故なら、山陰線に新幹線を走らせる際には、姫路・岡山が阻害されるからです。となれば、特急スーパーはくと号、スーパーいなば号は存続することになります。現行の両特急は、新幹線を想定する以上に町々の乗客を運んでいます。鳥取を起点とした特急停車駅は、郡家、智頭、岡山県・大原、兵庫県・佐用と上郡、そして、東が姫路、西が岡山です。山陰新幹線となれば、鳥取から東へは兵庫県・浜坂と城崎。西は倉吉、米子に限られます。

​コストと経済効率を度外視した新幹線よりは、因美線の路線強化、かつ、山陰線の路線強化が先決で、実現可能な“おもてなし”!

16:42 鷹狩駅を通過後、少し左カーブ : 馬橋地区です。渓谷美で名が知られている赤波川を渡る鉄橋の手前

朝、出勤時に晴天の際は、千代川の川面が光り輝き美しい場所です。

16:42 雲間から陽が射して、室内の蛍光灯が車窓に反射

16:46 河原駅が直近です。

自身、智頭病院に異動した際、県立中央病院の副院長核である(初代)医療局長から、一人小児科医(過疎地病院の科長)となったことが、多くの方にとって驚きであったようで、智頭町との縁故など理由を再々聞かれました。再三再四お話して来たことですが、智頭病院で常勤医として小児科医が続いていたのが空白となって間もなくに、中央病院の時間外診療をしていた際、発熱の幼児を伴ったお母さんの「智頭で子育てが出来ない!」の発言が端緒でした。

​異動当初は、智頭病院の宿舎に居て・・・、家族の事情・・・、自動車道が徐々に整備され、鳥取市内の自宅からマイカー通勤・・・、還暦記念の一貫としてJR通勤が定着 : そして、マサカ今回の稀有な体験も・・・

16:47 左に大きくカーブすると郡家駅 右側には自動車専用道

智頭病院に異動した当初、公務員医師の退職年齢である満65歳を過ぎた年度末まで12年余。生まれた子を小学校卒業まで見守れること(成育医療)を目標にしていました。幸い、心身の健康に恵まれ、退職後から4年目に至っています。(2019/4/28)

2019年度、平成31年の4月に智頭中学校の学校健診を終えました。3年生ですら、出生前の年数になりました。小児科外来で診療していた子が、既に、親になっている例も・・・。小児科医として、世代を超えて見守れることは、嬉しい限りです。

16:47 八東川に架かる鉄橋を通過します。

[短時間集中豪雨]の用語が定着したのはいつ頃か・・・。佐用町が佐用川の氾濫で大きな被害を受けた際、そう、人的被害も含めてですが、気象庁も予測困難な、極局地的に豪雨が続く、線状降水帯!積乱雲が次々と沸き上がっての[短時間集中豪雨]

思い出しました。佐用の集中豪雨の際は、鳥取に居て、異様な暗雲を眺めたことを!

地球温暖化の影響を受けて、自身、豪雨の実質的な被害に見舞われることがあるのでしょうか・・・

16:47 千代川の支流・八東川の水量は、智頭界隈の千代川本流ほどではありませんでした。

16:49 郡家駅至近 : 若桜鉄道を若桜町に向けて走る車両

16:49 若桜鉄道を終着の若桜駅に向けて走る車両

16:50 郡家駅に到着  右側から合流するのは若桜鉄道線:旧(国鉄)JR若桜線

鳥取から智頭に向かう際、因美線は東側に大きく迂回する路線です。迂回した基幹駅がココ・郡家駅(こおげえき)で、八頭郡(やずぐん)では、大きな谷の若桜谷の奥に位置する若桜町に線路を結ぶ必要性があってのことだったでしょう。が、若桜線は若桜駅がターミナルで、山陽側と結ばれることがありませんでした。智頭は因美線が津山に至り、(正しくは、一つ手前の東津山までが因美線で、一駅区間の姫新線を介して)津山線で岡山と結ばれていました。さらに、“奇跡的に”智頭急行線が営業開始したことで、鉄道の利便性は、若桜とは比べようがないほど・・・。かつ、国道は、若桜が29号で姫路と、智頭が53号で岡山とありましたが、智頭を起点とした国道373号の志戸坂峠のトンネルが整備されたこと、かつ、その後、鳥取自動車道も志戸坂トンネルを介するようになったことで、現在では・・・

16:50 郡家駅に到着します。

100m

優雅・・・ とでも表記すべきか・・・ 各駅停車をも待ってからとは・・・

17:12 またもや降雨・・・ 発車します。

降雨が強くなった・・・           

17:16 踏切・・・ アソコの踏切だナ・・・。 右には並走する国道29号

さらに降雨が強まり・・・           

       17:17 津ノ井駅

17:18

17:19

17:19

17:20

17:21

17:22 無事、鳥取駅に降り立ちました。

栄枯盛衰・・・ 歴史的には、国道の番号が小さいことからも若桜町が智頭町を凌駕していたはずです。過疎地は何処も高齢化率が上がり、子どもの出生数が減少しているわが国の現状です。智頭病院に常勤小児科医が不在になって、出生数が目立って減りました。小生が着任して間もない頃の子たちが中学3年生で、学年の人数は50名を下回っています。一方、平成31年度・2019年度の智頭小学校の入学児童は51名で、県外からの転入を含めて、5月(令和元年度)は53名のい一年生です。鉄道の利便性、道路事情はありますし、智頭町長ほか、町民の皆さまのご努力は大きいと思います。その一端に、森のようちえんを認め、支援してこられてこともあります。同創設者は、智頭町・智頭病院に小児科医・小生が常勤していることを高評価しておられます。

17:01 郡家駅に停車し10分余 : 鳥取を発った特急スーパーはくと号が入線しました。

17:22 鳥取駅 / 間違いなく、空前絶後でしょう。自身には貴重なスーパーはくと号の貸切乗車は・・・。

& しかも、智頭駅発、鳥取駅到着まで、所要1時間26分の稀有な長旅(?!)でした。 : おかげさまで・・・

「Q 智頭駅発用瀬までをもう一度見たい?」

「A はい コチラの記録写真をご覧ください。

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